青のフラッグ KAITO
青のフラッグ KAITO
帯に書いてある通り、甘く、切なく、そして苦しい青春恋愛漫画です。
主人公の太一は、幼馴染の桃真に恋をしたクラスメイトの空勢さんに苦手意識を持ちながらも、恋の手助けをし始める。
太一の何気ない言葉を信じて、その通りに動く空勢さんに戸惑い苛立つ太一だったが、
それは桃真の「好きな人」を知っているからだった。
これは、男女三人の純愛物語。
ジャンプコミックとは思えない、繊細な描写がとても気に入っています。
男性にも受け入れられるでしょうが、女性の方にもっと読んでもらいたいなって思います。
まだまだ始まったばかりの彼らの物語は、これからどうなっていくのか楽しみです。
見所と言えば、内気で低身長の太一を、クラスの中心的存在でいつも誰かが側にいる幼馴染の桃真が気にする姿ですかね。
もちろん、空勢さんと桃真、そして太一の恋心の行方も気になります。
なんせ、空勢さんと太一、いいコンビなんだもん!!
早く次巻が出て欲しいですね。
よかったら手に取ってみてください。
私の高校生時代といえば、、、。
ただひたすらにどれくらい早く家に帰れるかということに力を尽くしていました(帰宅部)
あっ、桃真は野球部なんですが、その姿がかっこいいです。とても。
よく少女漫画に出てくるような野球部です。ほら、あの青空エールの某大介くんとかね。
大好きですけど。
そこも、ジャンプっぽくないのかもしれません。どちらも集英社ですけど。
表紙も綺麗ですし、絵も綺麗で、本当に是非、女性の方に読んでもらいたいと思っています!
では、また。
夏のバスプール 畑野智美
夏のバスプール 畑野智美
高校一年生の涼太は、同じ高校の制服を着た見知らぬ女子にトマトを投げつけられる。
その女子・久野ちゃんのことを涼太は気になり始めるが、久野ちゃんには、涼太にトマトを投げつけた複雑な理由があった。
涼太は、元カノのじっとりした視線や、久野ちゃんを想う因縁の西澤、親友・青野の恋愛模様、富君の言葉に悩まされながらも、今年で終わるらしい世界を生きている。
青春は、乾いた夏を爽やかに駆け抜けるだけじゃない。
じめっとした蒸し暑い夏を、もがきながら歩き続けることだってある。
関わる人皆の、感情が、想いが、複雑に絡まった先で、もしそれが解けたなら、
君と五時間目が終わるチャイムを聞こう。
この小説は、まさに青春だと感じるのですが、それは夕日の沈みゆく海を走るとか、
部活に一分一秒を注ぐとか、そういう爽やかで熱くで勢いのある部分ではなくて、
誰にでもあったような中高生だからこその人間関係の絡まり、悩み、重みが
主人公たちの真っ直ぐな思いを強調させて、それがあの頃の青春となって心に染みてくる。そんな感じかなと思います。
畑野さんは、そういう暗い部分、重い部分の感情を描いて、明るい部分、軽快な部分を際立たせることが上手な方だなって思います。
私が特にこの小説を好きな理由は、
涼太の変化ですかね。気になってる久野ちゃんよりも小さい(多分)身長で、顔は女の子っぽい。人にはあまり関わらない興味も持たない。
そんな冷めた涼太が、久野ちゃんをきっかけに、人と深く向き合っていく中で、
自分自身とも向き合う、そんな姿が眩しかったです。
是非、読んでみてください。
青色夏空。
ブルーサーマル‐青凪大学体育会航空部‐ 小沢かな
「ブルーサーマル‐青凪大学体育会航空部‐」小沢かな
主人公の都留たまき(通称・つるたま)は、体育会系女子という括りからの脱却と、恋をすることを目標に、大学に入学した。
だが、そこで出会ったのは白い翼を広げるグライダーだった。
航空部への入部は強制的なものだったが、青い空に羽ばたく白い翼は、つるたまを魅了した。
航空部の先輩でありグライダーの超天才・倉持が見せたのは、空を飛ぶと言うこと。
つるたまの教育係・空知が教えたのは、グライダーという競技。
つるたまの過去、空知の今、倉持の未来。
それぞれが何かを抱えながらも、あの青い空を自由に飛ぶことに焦がれている。
航空部を舞台にした、熱く眩しい青春グラフティ!
ブルーサーマル。すっごい面白いです。まだまだ続いてるけれど、
こんな漫画を本当にずっと待っていたんだと思いました。
つるたまはかわいいし、倉持先輩はかっこいいし、空知先輩は不器用で優しいし、
つるたま自身が気付けば、恋も始まりそうだし、、、。
とにかく、これから来るぞ!今、話題だぞ!っていう漫画に入ると思います。
私自身、絶賛宣伝中です。
あと、空を飛ぶ飛行機が全部グライダーに見えてきます。その白い翼に恋をします。
とにかく、部活!青春!っていうところが良いし、グライダーっていうマニアックな選択も良いし、恋も始まりそうだし、登場人物が抱えた過去も面白くさせてるし、
なにより倉持先輩がかっこいいのです。はい。
是非、読んでみてください。
青色夏空。